ここでは、農機具の種類別の買取相場や業者によって相場が異なる理由、計算方法について詳しく説明していきます。
農機具の買取価格は、種類だけでなく、メーカー、型式、年式、稼働時間、状態、付属品、地域などによって大きく変わります。
参考として、「農機・軽トラ売却ナビ」が、農機具でっく、アグリユース、高く売れるドットコム・農機具高く売れるドットコムの3社が公開している買取実績1,878件を集計したデータでは、次の金額が示されています。集計対象は2021年1月~2026年9月の買取実績です。
| 農機具の種類 | 実績件数 | 中央値 | 中央50%の価格帯 |
| トラクター | 1,068件 | 約25万円 | 約14万~50万円 |
| コンバイン | 375件 | 約20万円 | 約8万~63万円 |
| 田植え機 | 116件 | 約17万円 | 約6万~37万円 |
| 耕運機・管理機 | 319件 | 約1万1,000円 | 約5,000円~3万円 |
参照元:農機・軽トラ売却ナビ「農機具の買取相場の早見表」
※農機具でっく、アグリユース、高く売れるドットコム・農機具高く売れるドットコムが公開する買取実績を同サイトが集計。
(2026年9月29日収集)
公開されている買取実績は、業者が掲載する事例を集計したものであり、高額な事例に偏っている可能性があります。また、同じ種類でも機体の大きさや状態が異なるため、実際の査定額を保証するものではありません。正確な価格を知るには、型式や状態を伝えたうえで複数の業者へ査定を依頼してください。
ここでは、業者によって相場が異なる理由について詳しく説明していきます。
解体や修理に対応している業者の場合、まったく動かなくなってしまった農機具の買取をしてもらえる可能性が高いです。
しかし、簡単な修理しか行っていない業者やクリーニングのみ可能な場合、壊れた農機具の買取はしてもらえないケースが多いでしょう。
その他には、コンパクトな農機具のみ可能だったり、エンジンがかかる農機具のみOKだったりする場合があるので注意が必要です。
業者によっては、得意と不得意があります。そのため、どのような農機具も買取に対応している業者であっても、販売ノウハウが少ないことから不得意な農機具には相場よりも査定が安くなってしまうケースがあります。
業者の得意・不得意が買取価格に大きな差を生み出してしまうため、事前に確認しておくことが望ましいです。
買取を行った農機具を販売する方法や販路は、業者によって異なることがあります。
売れるまでに関わる企業や個人が多ければ多いほどコストがかかってしまい、買取価格に影響を及ぼしてしまうのです。
また輸出販路を確保している業者の場合、国内では不人気のため安値になってしまう農機具であっても、比較的高額で買取してもらえるケースがあります。
農機具の正確な買取価格は、機体の状態を確認しなければ判断できません。
ただし、同じ型式の取引事例を調べることで、おおよその相場感をつかむことは可能です。ここでは、インターネットで相場の目安を調べる方法を紹介します。
ヤフーオークションなどを参考にする場合は、出品中の希望価格ではなく、同じ型式の落札済み商品を確認しましょう。ただし、個人間取引の落札価格と買取業者の査定額は、点検・整備費用、運搬費、販売手数料、保管費用などが異なるため、そのまま比較することはできません。
買取価格を一律に「表示価格の75%」として計算できる根拠はありません。メーカー、型式、年式、稼働時間、状態、付属品が近い複数の事例から相場感をつかみ、最終的には複数の買取業者の査定額を比較してください。
大切に使い続けた農機具を少しでも高く買い取ってほしいと思う方がほとんどでしょう。せっかく売却するなら、高く買い取ってもらうポイントを押さえておくことが大切です。「付属品を揃える」「キレイにしておく」「需要の高い時期を選ぶ」など具体的なポイントを紹介します。
新品を購入する際、保証書・説明書などの書類関係や様々なアタッチメントなどの備品があります。そう言った付属品がなくても農機具単体で売却できますが、付属品が揃っていた方が高く売れる可能性があります。付属品でマイナスになることはないので、売却する際は付属品がないか探してみましょう。
農機具に関わらず、たとえば汚れた製品と綺麗な製品であれば、どっちが欲しいと思いますか?当然ながら汚れた製品を選ぶ人はいないでしょう。農機具も同様で綺麗な状態の方が査定額も高まりやすくなります。傷が付かないように屋内で保管するなどの配慮が必要です。また査定を依頼する前には本体の汚れを拭き取るなど最低限の泥落としなどを行い、できるだけ綺麗な状態にしてから売却しましょう。高い査定となるためには見た目も大切です。
一般的には年式が古くなるほど国内での需要が下がり、査定額も低くなる傾向があります。ただし、「生産から15年以上経過すると国内では売却できない」という一律の基準はありません。
古い農機具でも、メーカーや型式、エンジンの状態、稼働時間、付属する作業機、補修用部品の入手状況などによっては、国内で再販売される場合があります。また、海外への輸出や部品取りを目的として査定されるケースもあります。年式だけで処分を判断せず、古い農機具や不動機の買取に対応する業者へ相談しましょう。
農機具は売る時期を間違えてしまうと買取価格が下がってしまうことがあります。特に農業のシーズンに合わせて需要が変わるため、最適なタイミングを狙うことが大切です。一般的に、農機具が高く売れるのは「農作業が始まる前の時期」です。これを意識すると良い価格で売ることができます。
田植え機やコンバインなど、使用時期が限られる農機具は、作業シーズンの前に需要が高まる場合があります。ただし、地域の作付時期、業者の在庫、輸出需要、機体の状態などにも左右されるため、特定の月に売れば必ず高額になるとは限りません。
使わないことが決まっている農機具は、売却時期を待つ間にサビやバッテリー上がり、燃料系統の不具合などが発生する可能性があります。まずは現在の査定額を確認し、保管による劣化のリスクと比較して売却時期を判断しましょう。
農機具を売る方法はいくつかあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。
ネットオークションを使うと、全国の人に向けて農機具を売ることができます。自分で価格を設定し、高値で売れることもありますが、出品や配送の手間がかかるのがデメリットです。特に、大きな農機具は配送が難しいため、地元の買い手を探す必要があるかもしれません。
「メルカリ」や「ジモティー」などのフリマアプリを使って農機具を売ることもできます。ネットオークションと同じように、自分で価格を決めて販売できます。手軽に売れる一方で、大型の農機具は配送が難しく、地元での受け渡しが必要になることがあります。また、買い手が見つかるまで時間がかかるケースもあるでしょう。
販売店や農協では、買い替え時に下取りを依頼できる場合があり、売却と購入の手続きをまとめやすいのがメリットです。ただし、下取り額や買取条件は販売店によって異なります。買取専門業者の査定額も確認し、購入時の値引きと下取り額を分けて比較しましょう。
農機具専門の買取業者は、農機具の査定や運搬に対応し、国内販売や海外輸出などの販路を持っている場合があります。ただし、専門業者であれば必ず高値になるとは限りません。査定額、出張費、引取費用、支払時期、キャンセル条件を確認し、複数の業者を比較することが大切です。
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