農機具を査定に出すとき、「安く見積もられるんじゃないか」、「きちんと査定してくれるのか」という不安を持つ人もいると思います。
そんな不安をなくし、安心して業者に任せるには、自分でも「どこが査定されるのか」を知っておくことが重要。“価値ありポイント”がある農機具ならば、納得できない価格で言いくるめられることはありません。
そこで、農機具の査定のポイントを公式HPで詳しく紹介しているノースグラフィックから、主な農機具の高価買取につながる査定ポイントについて詳しく聞きました。
さらに、ノースグラフィックでどのような査定をしているのかを大公開。細かい査定ポイントについて教えます。
一口にトラクターといっても、20馬力以下から100馬力を超えるものまでさまざまなタイプがあります。
馬力が大きくなればなるほど一般的に買取価格が高くなる傾向があると言えるでしょう。
主な査定ポイントは、メーカー、年式、型番、稼働期間など。メーカーでは日本総合農機メーカーである「クボタ」「ヤンマー」「イセキ」「三菱マヒンドラ農機」が高値買取に有利。また、年式や型番が新しいもの、稼働期間が短いものが高値買取を目指すことができます。ただし、実際の機械の状態によって買取価格が変動することもあるので注意が必要です。
フォークリフトは積載荷重によっても買取価格が大きく異なります。積載荷重2tを超えるか超えないかで、買取価格が変わってきます。
メーカーでは、国内シェア率が高い「豊田自動織機」「ニチユ三菱フォークリフト」が人気。高く売るための査定ポイントとしては、まず動くことが重要。バッテリーの故障は致命的な問題となることがあります。
そのほか、年式の新しいもの、外装がきれいなもの、定期的なメンテナンスなど、プラス査定になるアピールポイントがあれば高値買取が期待できるでしょう。
油圧ショベルには、小型、大型の違い、クローラー式、ホイル式の違いなどにより、さまざまなタイプがあり、サイズや性能によっても買取価格が異なります。
買取相場は、小回りの利くミニタイプか、パワー油圧ショベルかで価格帯が変わってきます。メーカーでは、「コマツ」「ヤンマー」「コベルコ」「住友重機械工業」「クボタ」などが人気です。査定で注目されるポイントとしては、故障の有無のほか、アタッチメントなどの一括売却の有無、スチーム洗車等の有無などがあげられます。
トラクターと同様に農家に欠かせない農機であるコンバインは、比較的高値で買取されています。
コンバインの状態やメーカー、売り出し時期によって多少変動を見せます。
また、国内主要農機メーカーと言われる「クボタ」「ヤンマー」「イセキ」「三菱マヒンドラ農機」のものなら高値買取が期待できるでしょう。査定で注目されるポイントは、メーカー名、型番、稼働時間数、そして走行距離です。動かないものであっても、需要の高いパーツの査定により、高値で買い取ってくれる可能性もあります。
適正価格の買取を掲げる農機具買取業者であるノースグラフィックは、細かい査定ポイントを公開していて、そのポイントは大きく分けて6つ。
査定士が主にこの6つの項目をチェックして、状態を確認。その後本部と連携を取りながら価格が決まっていく仕組みです。
丁寧に査定し、これらの項目をすべて細かくチェックしていますが、これらの項目の中でも、ノースグラフィックが特に注目して確認している点を2つ解説していきます。
まずは塗装の状態をチェックします。塗装は風化から本体を守る働きがあるため、状態の保持に非常に重要な役割を持ちます。
剥げがないか、錆びている部分はないかなどの確認から、腐食部分の有無、色褪せの確認をしていきます。
さらに、その機械がそのような使われ方をしていたかにも注目します。畑作のみの使用、畜産での使用、除雪での使用、工事現場での使用など、使用する現場によっても状態が大きく変わってくるので、要確認事項です。
最後に、現在の塗装の状態から、今後手直しがどの程度必要かが1つのポイントになります。
エンジンの状態は機械の買取でかなり重要な位置づけにあります。そのため、チェック項目は多岐にわたります。
エンジンがかかっている状態と、かかっていない状態のチェックを行います。
まず、エンジンがかかるものの場合、異音やブレが無いかを確認します。次に、かかりやすさに問題がないかを確認し、さらにエンジンから黒煙か白煙が上がってないかを確認します。
もちろんエンジンかからない状態のものの買取も行っており、その場合、エンジンがかからない原因は何かを解明していきます。
オイル漏れやクラックがないかどうかも、確認事項です。
ノースグラフィックでのトラクターのねらい目メーカーは、以下の5つです。
査定ポイントとしては、まずはアワーメーターですが、エンジンオイルやミッションオイルが漏れていないかも重要なポイントです。さらに、エンジンに異音があるか、白煙や黒煙が上がるかと、エンジンのかかりやすさを確認します。
ノースグラフィックでのフォークリフトのねらい目メーカーは、以下の2つです。
査定ポイントとしては、エンジンオイルやシリンダーオイルが漏れていないかをまず確認します。そしてエンジンの異音チェック、白煙や黒煙が上がるかを確認し、エンジンのかかりやすさを確かめます。アワーメーターやエンジン型式も重要です。
ノースグラフィックでの油圧ショベルのねらい目メーカーは、以下の6つです。
査定ポイントとしては、エンジンやシリンダーからオイルが漏れていないか確認します。そして足廻り異音やエンジン異音、白煙・黒煙が出ているか、エンジンのかかりやすさを確認します。アワーメーターももちろん重要です。
ノースグラフィックでのタイヤショベルのねらい目メーカーは、以下の2つです。
査定ポイントとしては、センターピンのガタがきていないかをまず見ます。そしてエンジンオイル・シリンダーオイル・ミッションオイルの漏れを確認し、エンジン異音、白煙・黒煙が上がるか、エンジンのかかりやすさ、アワーメーターを確認していきます。
壊れた農機具の買取り | 〇 |
不用品の処分 | 〇 ※場合により相談 |
販売ルート | 海外への輸出 |
所在地 | 北海道札幌市中央区南3条西5-1-1 ノルベサ4F |
対応エリア | 道内全域・青森 |
細やかな査定ポイントで状態を確認しているため、隠れた査定ポイントを見つけ、買取金額アップにつながることもあります。
また、査定額は査定士の判断だけでなく、本部に現場の情報や写真を連絡し、それをもとに本部が客観的に行っているので、査定士のみに左右されない安定感も魅力です。
特にエンジン付きの機械や乗り物を、古いものや壊れているものまで幅広く買取しています。そのため、農機具のほか、除雪機やマリンジェット、トレーラーや船外機など、買取品目が幅広くことが魅力です。
なお、アタッチメントのみの買取も可能です。
農業・建設業などの事業者の一括査定にも対応しており、倉庫やガレージを丸ごと査定することもできます。